モミの葉の刺しゅう
針葉樹の葉にとまっている鳥を
刺しゅうすることになりました。
以前はヒノキの葉でしたが、今回はモミの葉です。
観察しながら制作するために、
家の隅っこに生えているモミの木から
ちょっとだけ葉を切らせてもらいました。
ヒノキの時にも感じましたが、
針葉樹の葉は良くできているな~、と思います。
広葉樹でいうところの葉肉が取り払われて、
葉脈にあたる部分に、沿うように葉が付いています。
一枚葉よりも表面積が増えて、呼吸がしやすそうです。
雪が降った時、広葉樹の葉は雪の重みをずっしりと受けて苦しそうですが、
針葉樹には積もるところが少なく、すぐに落ちてしまいます。
一週間前に採ってきた葉は、まだ青々としています。
広葉樹の葉もふっくらと丸みがあって可愛らしいのですが、
細い針と糸で刺していく刺しゅうには、
ツンツンとした針葉樹の葉はとてもあっているなと感じます。
2017-05-02| カテゴリー:刺しゅう