冬の終わりに
山道にずっと残っていた雪や氷がだいぶ解けてきて、
春の日差しになってきました。
朝の散策中、道の両脇からシジュウカラが飛び出してきて、
『ジュクジュク、、』
『ツツピー!ツツピー!』が始まります。
春の繁殖に向けて、もうすでに彼らの縄張り主張が
始まっているのだと感じます。
つがいでいるところも、よく見かけます。
そして、ジョウビタキの姿は見かけなくなりました。
『もう、春なんだ』と思いながら歩いていると、
枯草のところに見慣れない姿が。
ベニマシコです。
嬉しい初対面です。
お食事中のところを、何枚か撮らせてもらいました。
冬の終わりに、思いがけない出会いです。
最後にもう一度、正面を見てくれました。
すぐ近くに、カシラダカの姿もありました。
カシラダカは絶滅危惧種、と聞きました。
原因は特定されていないとのことだそうですが、
人間の開発による自然破壊が及ぼしている影響は大きいと思います。
人間の社会の中での都合で、ある日突然、
相当な面積の雑木林が一気に伐採され、なくなっていきます。
今朝の散策中にも、どこか近くでずっとチェーンソーが鳴り響いていました。
種が滅びるほどのことを人間が行使出来る理由はどこにもないはずなのにと、
頭をめぐらせてしまいました。